ウシヤ(読み)うしや

日本歴史地名大系 「ウシヤ」の解説

ウシヤ
うしや

アイヌ語に由来する地名。「和漢三才図会」所載蝦夷之図にウシヤ、享保十二年所附に「うしや」とあるほか、「ウスヤ」(「蝦夷日誌」二編)などと記され、「西蝦夷地名考」では「本名ウシヤケなり。ウシとは入江にある澗、ヤケとは陸といふ事也」と説かれている。天保郷帳でもルルモッペ持場のうちとして「ウシヤ」がみえる。「西蝦夷地日記」に「夷 百廿壱人」(文化四年九月四日条)、「蝦夷日誌」(二編)に「番屋有(中略)夷人小屋も有」とあり、「協和私役」に「漁舎また十五、六戸、馬を下り茶を飲む」とみえる(安政三年七月一一日条)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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