エスキラチェ暴動(その他表記)Motín de Esquilache

山川 世界史小辞典 改訂新版 「エスキラチェ暴動」の解説

エスキラチェ暴動(エスキラチェぼうどう)
Motín de Esquilache

スペインで1766年春に生じた民衆暴動。59年からの不作対策として大蔵大臣エスキラチェが出した穀物取引自由化令は穀物価格を騰貴させ,さらに同大臣が服装取締令を出すと,マドリードで民衆暴動が発生し全国に拡大した。67年にイエズス会士が首謀者として追放されるなど,カルロス3世の啓蒙的諸改革の方針に大きな影響を与えた。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

関連語 イエズス会士

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む