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エヒド ejido

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

エヒド
ejido

メキシコの村落共有制土地制度。元来は植民地時代の自治体やインディオ村落の共有地を意味する語であったが,現在ではメキシコ革命ののち,1917年憲法 27条に基づいて行われた農地改革,特に L.カルデナス政権期 (1934~40) をピークとする農地改革によって再生された村落共有制土地制度をさす。ただし共同耕作は少く,家族単位で分割耕作されるものが大部分を占める。 1930,40,50,60各年の統計によれば,エヒド数は 4189→1万 4680→1万 7579→1万 8699,総面積 834万 ha→2892万 ha→3889万 ha→4449万 ha,構成員数 53万人→122万人→137万人→152万人へと増大している。 60年のエヒド構成員は農・牧・林業人口の約 25%に達するが,割当て地は狭く,しかも不良地が多いためそのほとんどが零細農,貧農である。 82年以降,政府は生産性の高い比較的規模の大きい私有農地とエヒドの共同を奨励するようになり,93年には憲法修正によりエヒドに対する法的制約が廃止されてエヒドの私有地化が始った。

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