零細農(読み)れいさいのう

精選版 日本国語大辞典「零細農」の解説

れいさい‐のう【零細農】

〘名〙 耕地面積がきわめて少なく、賃労働を兼ねるなどして生計を立てる農家

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世界大百科事典 第2版「零細農」の解説

れいさいのう【零細農】

農家を経営規模にしたがって階層に分ける場合,一般に〈富農〉〈中農〉〈小農〉に区分されるが,日本の農家経営について,〈小農〉よりさらに小規模なものについていう用語。自家農業だけで家族の生計を維持するだけの経営規模をもたず,保有する生産手段も貧弱で,劣悪な生産条件にあるものをさす。日本の農業経営特質の一つに経営規模の零細性があげられるように,日本では零細農が広範に存在している。こうした実情下にあっては,機械の過剰投資を引きおこすのみならず,費用が割高になる傾向がある。

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