エーテル麻酔(読み)エーテルますい(その他表記)ether anesthesia

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「エーテル麻酔」の意味・わかりやすい解説

エーテル麻酔
エーテルますい
ether anesthesia

ジエチルエーテル吸入による全身麻酔法。マスクに滴下する開放点滴法が早くから行われ,その後,酸素とともに用いる閉鎖循環麻酔法が行われるようになった。後者は,鎮痛および筋弛緩作用が強く,呼吸抑制が少いので,あらゆる手術に用いられてきた。しかし,爆発性,不快な刺激臭,覚醒遅延などの欠点があるため,今日ではほとんど行われていない。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む