オルレアニスト(読み)おるれあにすと

山川 世界史小辞典 改訂新版 「オルレアニスト」の解説

オルレアニスト
Orléaniste

フランス七月王政国王ルイ・フィリップオルレアン家中心とする王政を復活させようとする王党派。特に第三共和政成立期に,ブルボン王朝派と並んで共和政に抵抗した。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

世界大百科事典(旧版)内のオルレアニストの言及

【ルイ・フィリップ】より

…七月革命が実現すると,ラフィットら銀行家の支持で王位に就いたが,民衆運動を抑圧するとともに,商工業の生み出す富が銀行家の手に独占される傾向を促し,そのため〈株屋の王〉などと呼ばれ,鋭い批判を浴びた。二月革命でイギリスに亡命,以後この王家の支持者はオルレアニストと呼ばれた。【喜安 朗】。…

※「オルレアニスト」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」