カラフト西奥地里数書(読み)カラフトにしおくちりすうがき

日本歴史地名大系 「カラフト西奥地里数書」の解説

カラフト西奥地里数書
カラフトにしおくちりすうがき

一冊

別称 北地里数取調書 今井八九郎・上川伝一郎著

成立 嘉永七年

写本 道立文書館

解説 嘉永七年幕府がカラフトに派遣した目付堀織部と村垣与三郎(範正)に随行し、奥地探索の任に当たった松前藩士今井八九郎と幕吏の上川伝一郎が、クシュンナイより奥地の西岸の地名・里数・特徴などを記したもの。なお写本松浦武四郎によるもので、安政三年次の武四郎自身によるカラフト調査の記事とともに、途中で出会ったオロッコたちから採録した「ヲロッコ語」の語彙と短文集が追加されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android