1価の原子団-COOHをいう。以前はカルボキシル基carboxyl groupともよばれていたが、IUPAC命名法の1993年の勧告で遊離基名と置換基名は区別されることになり、カルボキシに「ル」を付したカルボキシルという名前は遊離基・COOHに限られるので、置換基としての-COOHにはカルボキシ基が与えられた。
この基はカルボニル基carbonyl groupとヒドロキシ基hydroxy groupの-OHが結合した構造をもつ官能基であるので、両者の英語名carbonylとhydroxyとを短縮して結び付け、カルボキシcarboxyと命名された。カルボキシ基の水素(-OH)は、水溶液中で解離して水素イオンを生じ酸性を示すので、この基をもつ化合物をカルボン酸と総称する。
[廣田 穰]
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
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