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キイロダカラ Monetaria moneta; money cowry

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

キイロダカラ
Monetaria moneta; money cowry

軟体動物門腹足綱タカラガイ科。殻高 3cm,左右の殻径 2.2cm,背腹の殻径 1.5cm。成貝の殻は左右両側が厚くなって広がったカメ形で背面はややふくらみ黄色であるが,多少若い貝は白色で横に3本の灰青色の帯がある。腹面はやや平らで,中央には狭い殻口がある。老成した個体では背面の周縁が節状に盛上がりフシダカキイロダカラとも呼ばれる。房総半島以南の太平洋,インド洋に広く分布し,潮間帯の岩礫底やサンゴ礁にすむ。古くから中国 (秦の時代まで) ,インド,アフリカなどでは貨幣として使われてきた。たとえば 1907年の中央アフリカのコンゴ王国クバでは,ニワトリ1羽が貝 300~500個,婚資が貝 3500個で取引された記録がある。なお,漢字の「貝」は,本種の若い貝の象形文字である。

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