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グラニトイド granitoid

岩石学辞典の解説

グラニトイド

グラニトイドという語は最初ピンカートン花崗岩に似ているが異なった組成ではっきりと定義できない岩石に用いた[Pinkerton : 1811].その後ギュンベルはこの語を主に正長石,雲母,角閃石を含む火成岩の群に用い,花崗岩,石英斑岩,ビトロファイアもこれに含めた[Gümbel : 1888].ホルムキストは花崗岩の組成で赤い鉄鉱物を含む片麻岩に使用し[Holmquist : 1908],レウィンソン─レッシング花崗岩質岩石の総称として使用した[Loewinson-Lessing : 1925].このように様々な意味で使用されてきた語であるが,現在は花崗岩質(granitic)という語と同義に用いている[Holmes : 1920, AGI : 1962].構成鉱物が径1mm以内の粒度の岩石に使用するとしている場合もあるが,一般には花崗岩に類似した組織と組成をもつ岩石を指す広い意味の野外の名称として使われている.国際地質科学連合IUGS)ではグラニトイドという名称を,アルカリ長石花崗岩,花崗岩,花崗閃緑岩トナル岩などの花崗岩質岩石を含めたものに使用するとしている[Allaby & Allaby : 1991].

出典|朝倉書店岩石学辞典について | 情報

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