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グルオン グルオン gluon

翻訳|gluon

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デジタル大辞泉の解説

グルオン(gluon)

《糊の粒子の意》クオークを結びつける力を媒介する粒子。自然界には単独で存在しないが、ハドロン内部には多数存在。グルーオン

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監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
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世界大百科事典内のグルオンの言及

【ゲージ理論】より

…このために相互作用を担う粒子としてのゲージ粒子のうち,弱い相互作用に関連するWやZと呼ばれる粒子が有限の質量をもってしまう。これに対し,ゲージ粒子の一種で電磁相互作用に関連する光は質量をもたず,一方,強い相互作用のゲージ粒子であるグルオンは質量をもたない。また重力相互作用のゲージ粒子であるグラビトンも質量がないと考えられている。…

【相互作用】より

…これらのいずれの相互作用もゲージ粒子と呼ばれるスピン1(重力相互作用の場合はスピン2)の粒子によって媒介されると考えられている。それぞれのゲージ粒子は,重力の場合はグラビトン(重力子),電磁力はフォトン(光子),弱い力はZ粒子(Zボソン)およびW粒子(Wボソン),強い力はグルオンであるが,このうちグラビトンについてはまだ粒子として発見されているわけではなく,またグルオンは理論的にふつうの状態では独立した粒子として観測されることはないと予想される。さらに上記の4相互作用のほかにヒッグス粒子と呼ばれるスピン0の基本粒子によって媒介される相互作用が存在する可能性があり,ゲージ粒子も上記の4種類のほかにいくつか存在する可能性もある。…

【素粒子】より

…そして観測にかかるのは白色,すなわちハドロンだけであると仮定すれば,クォークが単独では外に出てこないことの説明がつくのである。この目的にかなう理論が量子色力学と呼ばれるもので,クォークどうしは,カラーをもったグルオン(膠着子)と呼ばれる粒子を交換することによって生ずる強い力で結びついていると考えられている。
【ワインバーグ=サラムの理論とW±,Z粒子】
 いままで主として強い相互作用について述べてきたが,最後に弱い相互作用と電磁相互作用について考えてみよう。…

【素粒子模型】より

…しかし,今日ではこのクォーク模型の正しさを証拠だてるのに十分なデータがそろっていると考えられており,クォークは実在のものとして受けとられている。クォークを単独で存在させないようにしている力,つまり他のクォークや反クォークとの結びつきを断ち切ることができないようにしている力は,グルオンと呼ばれる粒子の交換によって与えられると考えられており,それぞれのクォークは実際にはひも状にしぼられたグルオンの場で結びつけられているらしい。このように場がひも状にしぼられるのはクォーク間の距離が適当に離れた場合であり,近距離ではクーロン的な力を及ぼし合っていると考えられる。…

※「グルオン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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