グロッタス-ドレーパーの法則(読み)グロッタスドレーパーノホウソク

化学辞典 第2版 の解説

グロッタス-ドレーパーの法則
グロッタスドレーパーノホウソク
Grotthuss-Draper law

光化学基本法則の一つ.光化学第一法則ともいう.反応系に吸収された光だけが,その系に化学変化を起こすことができるというもの.現在は自明の理となっている.1817年,T.von Grotthussが理論的に,1841年,J.W. Draperが塩素水素の光化学的結合反応について実験的に見いだした.この法則は,反応系に吸収された光が全部化学変化を起こすのに有効であることを意味するものではない.[別用語参照]光化学反応

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android