コックスバーザール(英語表記)Cox's Bāzār

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コックスバーザール」の意味・わかりやすい解説

コックスバーザール
Cox's Bāzār

バングラデシュ南東部,チッタゴン州の町。チッタゴン南南東約 100km,ベンガル湾にのぞむ。海岸保養地として知られるほか小漁港がある。ミャンマー国境に近く,古くからミャンマーのラカイン地方と結ぶ交易中心地で,ビルマ人居住地区や多くの仏教寺院がある。綿織物,たばこ製造などの家内工業のほか,付近に製塩所がある。後背に迫る断崖絶壁 (ヒムチョリ) の景観にも恵まれ,観光地として開発が進んでいる。 1968年近代的な気象観測所が完成。チッタゴン大学のカレッジがあり,南部に飛行場がある。人口4万 7926 (1991推計) 。

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