世界大百科事典(旧版)内のサニタリーユニットの言及
【建築設備】より
… 住宅についても建築設備の比重の増大は同様であるが,とくに住宅では狭小な面積に多様な機能性を凝集した形で組み込む方向に発達して独特の形態を示すに至っている。例えば台所の流しと給排水,給湯,ガスレンジ,オーブンと排気扇,さらに手もと照明や冷蔵庫,皿洗機などの設置場所と電源コンセントなど多くの要素を一括して,キッチンユニットとして一体的に製品化してしまうもの,あるいは浴槽と給排水,給湯,便器,洗面器などの衛生器具,排気設備を一体にしたサニタリーユニットなどである。今日の住宅設計においてはまずこれらの機能的中心を設定してからその周囲に各種の居室を配していくのが一般的になっている。…
※「サニタリーユニット」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」