洗面所(読み)せんめんじょ

日本大百科全書(ニッポニカ)「洗面所」の解説

洗面所
せんめんじょ

洗面をする場所または部屋。住宅・ホテルの個室、客車における洗面の場所のほか、寮・ホテルなどの宿泊施設、または事務所・百貨店・学校などの共同の便所に前室として設けられる手洗い身繕いをするための場所も洗面所とよぶことがある。住宅の洗面所では、洗面台のほかに顔を映すための鏡、歯ブラシ・コップ・櫛(くし)などを収めるメディシンボックス、手拭(てぬぐい)掛けが必要である。公共の場所では洗面台と鏡があればよいが、せっけん、タオルなどを用意することもある。洗面台は、流しに水または水と湯の蛇口を設け、洗面器を使うのが一般的であったが、近年は洗面器を使わず直接水をためる陶器製の洗面流しが多くなった。日本で洗面所を設けるようになったのは、明治以降のことである。風呂場(ふろば)の脱衣室を兼ねて洗面所を設けることが多いが、風呂場の中に設けることもあり、近年ホテルの個室だけでなく住宅でも便所・洗面所を組み込んだユニットバスを使うことが多くなった。

平井 聖]

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精選版 日本国語大辞典「洗面所」の解説

せんめん‐じょ【洗面所】

〘名〙
① 洗面の設備をした場所。
※正法眼蔵(1231‐53)洗面「雲堂の洗面処は後架なり」
② 便所。手洗い。トイレット。トイレ。
※湘南電車(1953)〈井上友一郎〉「ふらりふらりと洗面所へ辿(たど)り附き、用を足して戻ってくると」

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デジタル大辞泉「洗面所」の解説

せんめん‐じょ【洗面所】

洗面の設備をした場所。
便所のこと。手洗い。

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