サレカット・イスラーム(英語表記)Sarekat Islam

山川 世界史小辞典 改訂新版 「サレカット・イスラーム」の解説

サレカット・イスラーム
Sarekat Islam

インドネシア最初の大衆的民族主義団体。「イスラーム同盟」の意。1911年商人層がソロに設立し,その後イスラーム,土着的相互扶助,西洋的近代化価値観が混在する大衆運動として全国に急拡大し,10年代の民族主義運動の高揚を担った。20年代初めに共産派を追放してイスラーム同盟党としてイスラーム改革主義路線を鮮明にしたため大衆運動の主導権を失い,小政党に転落した。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報