サンショウウオアルカロイド

化学辞典 第2版 の解説

サンショウウオアルカロイド
サンショウウオアルカロイド
salamander alkaloid

サンショウウオの皮脂腺分泌液に含まれるアルカロイド総称.主アルカロイドはサマンダリンやその16-ケトン体(サマンダロン)であるが,サマニン,サマンジニン,そのほかも含まれている.これらはいずれもステロイド骨格のA環にアンモニア由来のN原子が導入されたステロイド系アルカロイドであるが,中枢神経系に作用して呼吸麻ひを起こす.サマンジニンは猛毒である.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android