サントリナ(英語表記)Santolina chamaecyparissus; lavender cotton

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サントリナ」の意味・わかりやすい解説

サントリナ
Santolina chamaecyparissus; lavender cotton

ヨーロッパ南部に自生するキク科サントリナ属の総称であるが,園芸的には一般にサントリナ・カマエキパリッススをさす。銀緑色の細かな葉が密生する常緑低木で,おもに葉色を観賞する。黄色の頭状花は,両性筒状花だけで構成され,辺花を欠く。丈は 30~50cmほどになる。茎葉に独特の芳香があり,薬用植物としても利用される。日当りと水はけのよい弱アルカリ性土壌を好む。比較的耐寒性が強く,露地栽培できる。茂り過ぎると蒸れて株が弱ることがあるので,適宜刈込んで整える。挿木で容易にふやすことができる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android