サンプリングオシロスコープ(その他表記)sampling oscilloscope

デジタル大辞泉 の解説

サンプリング‐オシロスコープ(sampling oscilloscope)

高い周波数で繰り返す波形を観測するため、その波形の一部一定時間を隔てて繰り返し抽出し、それらを組み合わせて元の波形を再現する方式オシロスコープ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のサンプリングオシロスコープの言及

【オシロスコープ】より

…これは遅延回路を併用し,単発現象の観測に適当である。サンプリング技術により高速の繰返し現象を低速の繰返し現象に変換して表示するサンプリングオシロスコープは,十数GHzまで観測可能な点で特徴がある。ディジタル回路の動作状態を観測するロジックアナライザー,ロジックスコープ,周波数成分のレベルを解析表示するスペクトラムアナライザー,波形記憶とオシロスコープを一体としたディジタルメモリースコープなどは,いずれも広義のオシロスコープの一種と見られる。…

※「サンプリングオシロスコープ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android