サン・ゴタルド・トンネル(読み)さんごたるどとんねる

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

サン・ゴタルド・トンネル
さんごたるどとんねる
St. Gotthard Tunnel英語
Galleria del San Gottardoイタリア語

スイス中部のアルプス横断トンネルの一つ。サン・ゴタルド峠を挟んで、北海側斜面のロイス河谷と、地中海側斜面のティチーノ河谷を結ぶ。鉄道トンネルGalleria ferroviaria del San Gottardoと道路トンネルGalleria stradale del San Gottardoがある。
(1)鉄道トンネル スイス連邦鉄道所有の複線型トンネル。長さ1万5003メートル。ゴタルド鉄道によって、1872年に着工され、1882年6月1日に開通した。トンネルの北側にゲッシェネン駅、南側にアイロロ駅があり、開通当時は世界最長のトンネルであった。1920年に電化された。同区間の輸送力増強のため、2016年にはサン・ゴタルド峠を貫通する新トンネルとしてゴタルド・ベーストンネルが開通した。
(2)道路トンネル アルプス最長の道路トンネル(2017)。鉄道トンネルと同様にゲッシェネンとアイロロを結んでいるが、そのコースは鉄道よりも西を迂回(うかい)している。長さ1万6918メートル。車道幅員7.8メートルの2車線である。1969年に着工され、1980年に開通した。[青木栄一・青木 亮]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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