サヴォイ家(読み)サヴォイけ(その他表記)Sovoy

旺文社世界史事典 三訂版 「サヴォイ家」の解説

サヴォイ家
サヴォイけ
Sovoy

サヴォイ・ピエモンテ地方の名家で,のちイタリアの王家。イタリア語ではサヴォイア家という
11世紀初め,サヴォイ伯ウンベルト1世に始まる。ドイツ王の保護下に発展し,1416年からサヴォイ公となる。1713年ユトレヒト条約でミラノ・シチリア島を獲得し,20年オーストリアとシチリア・サルデーニャ島を交換してサルデーニャ王を称した。19世紀にイタリア統一運動中核となり,1861年統一完成とともにヴィットーリオ=エマヌエーレ2世がイタリア王位についた。第二次世界大戦後,同3世は国民支持を失って退位し,国外に追放され,共和政が成立した。

出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報

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