山川 世界史小辞典 改訂新版 「サヴォイア家」の解説
サヴォイア家(サヴォイアけ)
Savoia
11世紀前半にサヴォイア伯となったウンベルト1世(ビアンカマーノ)を始祖とする。その後,ピエモンテに領土を拡大して本拠地をトリノに移し,15世紀のアメデーオ8世のときに公位を与えられサヴォイア公となる。1713年,スペイン継承戦争の功績によりシチリア王位を授与されるが,20年シチリアに代わってサルデーニャ王位を与えられた。1861年のイタリア統一に伴いイタリア王位を獲得したが,1946年の国民投票で君主制が廃止されるとイタリアから追放された。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報