サードプレイス(読み)さーどぷれいす(その他表記)Third place

知恵蔵mini 「サードプレイス」の解説

サードプレイス

自宅(ファーストプレイス)や職場・学校(セカンドプレイス)ではない、一個人としてくつろぐことができる第三の居場所米国の社会学者レイ・オルデンバーグが、1989年に自著『The Great Good Place』で提唱した。オルデンバーグはサードプレイスを、都市生活者に出会いや良好な人間関係を提供する重要な場であるとし、その特徴として「無料または安価で利用できる」「飲食が可能」「アクセスがしやすい(徒歩圏内)」「常連が集まる」「快適で居心地がよい」「古い友人と新しい友人の両方に出会える」点を指摘。代表例として、フランスのカフェやイギリスパブなどを挙げている。日本では、サードプレイスの概念をビジネスコンセプトとして導入するコーヒーショップチェーン、スターバックス コーヒーが96年に出店を開始したことを機に、広く知られるようになった。

(2014-12-18)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

人事労務用語辞典 「サードプレイス」の解説

サードプレイス

都市生活者には三つの“居場所”が必要だといわれます。第一の場所(ファーストプレイス)が「家」。第二の場所(セカンドプレイス)が「職場」。そしてその二つの中間地点にある第三の場所を「サードプレイス」と呼びます。
(2009/9/18掲載)

出典 『日本の人事部』人事労務用語辞典について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android