シニフィエ

デジタル大辞泉 「シニフィエ」の意味・読み・例文・類語

シニフィエ(〈フランス〉signifié)

所記しょき

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精選版 日本国語大辞典 「シニフィエ」の意味・読み・例文・類語

シニフィエ

〘名〙 (signifié 意味されるものの意) スイス言語学者、ソシュール用語記号としての言語が持つ心理的な意味内容をさす。所記記号内容。⇔シニフィアン

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知恵蔵 「シニフィエ」の解説

シニフィエ

シニフィアン」のページをご覧ください。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「シニフィエ」の意味・わかりやすい解説

シニフィエ
しにふぃえ
signifié フランス語

シニフィアン/シニフィエ

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シニフィエ」の意味・わかりやすい解説

シニフィエ

シニフィアン」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内のシニフィエの言及

【記号】より

…これら類似連合と接近連合の各働きと両者の相関のぐあいは,日常言語と詩的言語では異なるし,文化のタイプに関係づけられることもある。 ソシュールは語という記号が聴覚映像と概念,あるいは〈意味するもの(シニフィアンsignifiant)〉と〈意味されるもの(シニフィエsignifié)〉の結合と考えた。この結合の関係は恣意的であり,机を〈机〉と呼ぶべき必然性はなく,desk(英語),Tisch(ドイツ語)とも呼ぶことができる。…

【ソシュール】より

…言語とは,人間がそれを通して連続の現実を非連続化するプリズムであり,恣意的(=歴史・社会的)ゲシュタルトにほかならない。したがって,言語記号は自らに外在する指向対象の標識ではなく,それ自体が〈記号表現〉(シニフィアンsignifiant)であると同時に〈記号内容〉(シニフィエsignifié)であり,この二つは互いの存在を前提としてのみ存在し,〈記号〉(シーニュsigne)の分節とともに産出される(なお,かならずしも適切な訳語とはいえないが,日本における翻訳紹介の歴史的事情もあって,signifiantには〈能記〉,signifiéには〈所記〉の訳語がときに用いられる)。これはギリシア以来の西欧形而上学を支配していたロゴス中心主義への根底的批判であり,この考え方が次に見る文化記号学,文化記号論の基盤になったと言えよう。…

※「シニフィエ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」