ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「セルロプラスミン」の意味・わかりやすい解説
セルロプラスミン
ceruloplasmin
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EC 1.16.3.1.フェロオキシダーゼともいう.血液に含まれる青色の銅輸送糖タンパク質.オキシダーゼ活性を有し,銅代謝に関与している.合成部位は肝臓.1分子中に8個のCu原子を含む.分子量1.22×105.語源はcaeruleus = dark blue.[CAS 9031-37-2]
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
…角膜に生じた銅沈着による緑色の輪はカイザー=フライシャー輪Kayser‐Fleischer ringと呼ばれ,この病気に特徴的な所見である。組織中への銅沈着の増加は,患者血清中のセルロプラスミンceruloplasmin(銅と結合し,運搬するタンパク質)が少ないことが最大の原因とされている。治療は,銅と結合しその糞便中への排出を増加させる作用を有するD‐ペニシラミンの長期投与による。…
※「セルロプラスミン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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