ゼイベキ(英語表記)zeybek

世界大百科事典 第2版の解説

ゼイベキ【zeybek】

18世紀以後の西アナトリアにおいて隊商路の護衛,道案内,コーヒー店経営などを通じて台頭した一種の任俠・無頼集団。この集団の起源は明らかではないが,元来はこの地方の治安維持にたずさわる不正規兵であったと推定される。18世紀以後,オスマン帝国と西ヨーロッパ諸国との間の地中海貿易が拡大すると,エーゲ海東岸の貿易港イズミルが勃興し,その後背地である西アナトリアの綿花穀物,果実,畜産品などが,ラクダによる隊商によってイズミルに出荷された。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

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