デジタル大辞泉
                            「綿花」の意味・読み・例文・類語
                    
                
		
    
        
    出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
	
    
  
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                    わた‐ばな【綿花】
        
              
                        - 〘 名詞 〙 綿で作った造花。男踏歌(おとことうか)の時に舞人が頭に飾ったもの。挿頭(かざし)の綿。- [初出の実例]「可レ奉二〈略〉祿料綿十連、綿花断綿二屯、糸三両一之由」(出典:西宮記(969頃)二)
 
 
            
		
                      
                    めん‐か‥クヮ【綿花・棉花】
              
                        - 〘 名詞 〙 綿(わた)の蒴果内の種子を包む白色または淡黒褐色の繊維。綿糸・綿織物などの原料となる。- [初出の実例]「告るに綿花のみのらざるを以てし、よって公貿綿布其平木を以て領取せむ事を求しなり」(出典:朝鮮通交大紀(1725)六(古事類苑・外交一一))
 
 
    
        
    出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
	
    
  
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    出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
	
    
  
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                    綿花
めんか
raw cotton
        
              
                        綿の種子についた実綿 (みわた) ,または,それから生産された繊維 (リント) をいう。開花してから 50~60日後に成熟した 蒴果 (さくか) が割れ,白く柔らかな綿毛が盛上がって,一見,花が咲いたようになる。未漂白の標準的繊維の組成は水分のない状態で,セルロース 90.4%,蛋白質 1.3%,ペクチン 1.2%,灰分 1.2%,ろう 0.6%,全糖分 0.3%,その他 1.4%,色素微量である。中国と旧ソ連地域で世界の生産量の 40%を占めており,次いでアメリカ,インド,パキスタンなどが 100万t以上の多産国である。輸出国としてはアメリカが総輸出量の 30%近くを占め,パキスタン,旧ソ連などがそれに続いている。
                                                          
     
    
        
    出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
	
    
  
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    出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
	
    
  
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    普及版 字通
                            「綿花」の読み・字形・画数・意味
                    
                
		
    
        
    出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
	
    
  
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		世界大百科事典(旧版)内の綿花の言及
    		
      【アメリカ合衆国】より
        
          
      …この地域はバージニア,マサチューセッツなどのように,北アメリカ植民史ではもっとも古い歴史をもつ地域の一つである。北部は概して農業に適さず,漁業,造船業,製造業が発達したが,南部では大規模なタバコや綿花のプランテーションが営まれた。海岸平野をほぼ南東流して大西洋に注ぐ河川は,海岸に沿って南北に走るアパラチア山脈に源流地をもつ。…
      
     
    		
      【紡績】より
          
      …その布は柔らかで,軽く,暖かであるため,広く一般に用いられるようになった。木綿糸は綿花からとる。《棉花図》によると,綿は春に種をまく。…
      
     
    		
      【木綿】より
          
      …木綿は綿(わた),綿花とも呼ばれ,ワタになる種子についた繊維。綿織物を指すこともある。…
      
     
    		
      【ワタ(棉∥綿)】より
          
      …繊維作物として広く栽培され,油料にも利用される。なお綿花とは,ワタの種子についた実綿(みわた)またはそれから生産された繊維をいう。根は直根が深く地中に入る。…
      
     
    		
      【挿頭】より
          
      …それ以下の人々は時の花を用いた。また踏歌節会には綿花(わたはな)を冠の額に立てる風習があった。挿頭は以上のように神事や饗宴のときに用いられる一つの飾物であるが,また賜物としても用いられている。…
      
     
         ※「綿花」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 
        
    出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
	
    
  
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