ゼロレーティング(読み)ぜろれーてぃんぐ(英語表記)zero rating

デジタル大辞泉 「ゼロレーティング」の意味・読み・例文・類語

ゼロ‐レーティング(zero rating)

従量制のデータ通信サービスにおいて、ある特定アプリやサービスが無料で利用できること。MVNO事業者が提供するメッセンジャーアプリなどに適用される。カウントフリー

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

知恵蔵mini 「ゼロレーティング」の解説

ゼロレーティング

通信量の上限が設定されているデータ通信サービス契約において、特定のサービスやアプリの通信量をカウントしないオプション。「カウントフリー」とも呼ばれる。2018年より、ソフトバンクグループ株式会社が動画投稿サイト「ユーチューブ」などが見放題となる料金プランの提供を開始した。同様の使い放題サービスを一部の格安スマートフォン事業者も導入している。ゼロレーティングの対象になるサービスをよく利用する加入者からは支持されている一方、利用しない人にとっては不公平感が強く、また事業者間の公正な競争を阻害する懸念がある。19年2月、総務省は電気通信事業法に基づく指針を策定し、通信業界にゼロレーティングの自主規制を求める方針を示した。

(2019-2-21)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

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