ティハーマ(読み)てぃはーま(その他表記)Tihama

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ティハーマ」の意味・わかりやすい解説

ティハーマ
てぃはーま
Tihama

アラビア半島の西縁を紅海沿いに細長く連なる平野。北はアカバ湾岸から南はバベル・マンデブ海峡沿岸にまで至り、長さは1900キロメートルに達するが、東にヒジャーズアシールイエメンの各山地が迫るため、最大幅は50キロメートル程度にすぎない。気候は極度に乾燥し、経済活動は不活発であるが、アラビア半島の海空の玄関口ジッダや石油積出し基地ヤンブーなどがある。

[末尾至行]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android