テレビ討論[選挙](読み)テレビとうろん[せんきょ]

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「テレビ討論[選挙]」の意味・わかりやすい解説

テレビ討論[選挙]
テレビとうろん[せんきょ]

選挙運動期間中に,候補者同士が生中継のテレビ番組において討論し,各種の政策上の意見を戦わせる討論会のこと。 1960年にケネディニクソンが史上初のテレビ討論を行なったが,それまで劣勢といわれていたケネディがこれを機に形勢を逆転して当選した。近年のアメリカ大統領選挙では毎回行われている。日本でも 90年2月の総選挙を前に,1964年以来 26年ぶりに党首同士の公開テレビ討論会を開いた。イメージ戦術を重視する近年のメディア選挙の流れのなかでは,1つの重要な宣伝の方法であり,また逆に,実質的な政策論争をテレビを通して国民に明らかにするという効用もある。

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