デキャラバ(その他表記)DeCarava, Roy

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「デキャラバ」の意味・わかりやすい解説

デキャラバ
DeCarava, Roy

[生]1919.12.9. ニューヨーク,ニューヨーク
[没]2009.10.27. ニューヨーク,ニューヨーク
アメリカ合衆国の写真家。フルネーム Roy Rudolph DeCarava。ハーレムの日常生活や公民権運動,ルイ・アームストロングやジョン・コルトレーンら伝説的なジャズ・ミュージシャンなどアフリカ系アメリカ人をテーマに写真を撮り続けた。ジャマイカ移民の母子家庭で育ち,初めは画家志望だった。1940年代後半から生まれ育ったハーレムをテーマに撮影を開始。1952年,アフリカ系アメリカ人写真家として初めてグッゲンハイム・フェローシップを受け,以降ハーレムでの撮影に専念。こうして撮られた写真に詩人ラングストン・ヒューズ文章を寄せた『ザ・スイート・フライペーパー・オブ・ライフ』The Sweet Flypaper of Lifeは 1955年に出版された。2001年ジャズ音楽の世界を収めた『ザ・サウンド・アイ・ソー』The Sound I Saw: Improvisation on a Jazz Themeを出版。2006年全米芸術勲章受章。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む