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文章 ブンショウ

デジタル大辞泉の解説

ぶん‐しょう〔‐シヤウ〕【文章】

文を連ねて、まとまった思想・感情を表現したもの。主に詩に対して、散文をいう。
文法で、文よりも大きな単位。一文だけのこともあるが、通常はいくつかの文が集まって、まとまった思想・話題を表現するもの。
威儀・容儀・文辞などとして、内にある徳の外面に現れたもの。
「およそはこの大臣(おとど)―うるはしうして」〈平家・三〉

もん‐じょう〔‐ジヤウ〕【文章】

ぶんしょう(文章)」に同じ。
文章道(もんじょうどう)」の略。

もん‐ぞう〔‐ザウ〕【文章】

ぶんしょう(文章)」に同じ。〈和英語林集成

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世界大百科事典 第2版の解説

ぶんしょう【文章】

一つの(センテンス)またはある脈絡をもって二つ以上の文の連続したものが,一つの完結体として前後から切り離して取り上げられるとき,これを文章という。文もそれ自体完結したものではあるが,文章の脈絡の中においては,低次の部分をなすにすぎない。長い文章では,いくつかの文が部分的にまとまって段落をなすのが普通で,小さい段落が互いに結合しつつしだいに大きい段落をなして,ついに一つの文章をなす。その各段階の段落も,それ自身文章と見ることもできる。

ぶんしょう【文章】

解放前における朝鮮の代表的な文芸誌。1939年2月創刊。編集兼発行人は金錬万だが,実質的には作家の李泰俊が編集を担当した。27号という短い生命だったが,植民地下では《人文評論》(1939‐41)とともに最後の朝鮮語文学雑誌として朝鮮の近代文学史上画期的な役割を果たした。また新人の推薦制を実施して趙芝薫,朴斗鎮,朴木月ら純粋文学派の多くの優れた新人を送り出した。41年4月,日本の植民地政策によって強制廃刊させられるが,《文章》はいわば日帝時代末期の〈暗黒期文学時代〉に突入する前の残照のかがやきのようなものであった。

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大辞林 第三版の解説

ぶんしょう【文章】

〔古くは「もんじょう」「もんぞう」とも〕
話し手または書き手の思考や感情がほぼ表現し尽くされている一まとまりの統一ある言語表現で、一つもしくは複数の文から成るもの。一編の小説・評論・詩などの類。講演や複数の話者による座談など音声言語を含めることがある。それ自体で表現が完結しているものならば、和歌や俳句も文章といえる。
」に同じ。
内面の徳が容貌や言語として外にあらわれるもの。 「このおとど-うるはしうして心に忠を存じ/平家 3

もんじょう【文章】

ぶんしょう(文章) 」に同じ。

もんぞう【文章】

ぶんしょう(文章) 」に同じ。 「玉だれの奥ふかく侍るだらけの-をやりたがり/滑稽本・浮世風呂 3

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

文章
ぶんしょう

文がいくつか集まり、かつ、まとまった内容を表すもの。内容のうえで前の文と密接な関係をもつと考えられる文は、そのまま続いて書き継がれ、前の文と隔たりが意識されたとき、次の文は行を改めて書かれる。すなわち、段落がつけられるということであり、これは、書き手がまとまった内容を段落ごとにまとめようとするからである。この、一つの段落にまとめられる、いくつかの文の集まりを一文章というが、よりあいまいに、いくつかの文をまとめて取り上げるときにそれを文章と称したり、文と同意義としたりすることもあるなど文章はことばの単位として厳密なものでないことが多い。これに対して、時枝誠記(ときえだもとき)は、文章を語・文と並ぶ文法上の単位として考えるべきことを主張し、表現者が一つの統一体ととらえた、完結した言語表現を文章と定義した。これによれば、一編の小説は一つの文章であり、のちに続編が書き継がれた場合には、この続編をもあわせたものが一つの文章ということになる。俳句、和歌の一句・一首は、いずれも一つの文章であり、これをまとめた句集・歌集は、編纂(へんさん)者の完結した思想があることにおいて、それぞれ一つの文章ということになる。[山口明穂]
『時枝誠記著『日本文法 口語篇』(1950・岩波書店)』

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世界大百科事典内の文章の言及

【文】より

…日常生活では〈文〉と〈文章〉とをあいまいに使うことが多いが,言語学などでは,英語のsentenceにあたるもの(つまり,文字で書くとすれば句点やピリオド・疑問符・感嘆符で締めくくられるおのおの)を文と呼び,文が(あるいは後述の〈発話〉が)連結して内容のあるまとまりをなしたものを文章(テキスト)と呼んで区別する。文とは何かについては,文法学者の数だけ定義があるといわれるほどで,とりわけ日本の国語学では,ただ定義を論じるのみならず,文の文たるゆえんを問おうとするようないささか哲学的な論議も従来から盛んに行われてきた。…

※「文章」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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