トゥレット症候群(読み)とぅれっとしょうこうぐん(英語表記)Tourette's syndrome

知恵蔵の解説

トゥレット症候群

多彩な運動性チック症状と、音声チック症状を合併した重症のチック障害(tic disorder)。運動性チック症状は、まばたきや顔をしかめたり、また、頭部の急激な動きから始まり、胴や上下肢に及び、自分をたたいたり、飛び跳ねたりという症状に至ることもある。音声チック症状は、「アッ」「ウッ」などの声を出す、咳払いをするといったものから、社会的に望ましくない言葉や罵声を発したり(汚言症)、他人の言葉を繰り返したり(反響言語)する場合もある。小児期や青年期初期に発症し、成人期まで持続することが多い。薬物療法によって症状が改善する。

(田中信市 東京国際大学教授 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

大辞林 第三版の解説

トゥレットしょうこうぐん【トゥレット症候群】

〔フランスの医師トゥレット(Georges Gilles de la Tourette1857~1904)が報告〕
小児期に発症する神経疾患で、チックの中でも重症なもの。まばたき、顔しかめなどのチック症状のほか、同じ言葉の繰り返しや汚い言葉を発することもある。また、強迫性障害や注意欠陥多動障害を併発することが多い。トゥーレット症候群。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

今日のキーワード

ワンオペ育児

配偶者の単身赴任など、何らかの理由で1人で仕事、家事、育児の全てをこなさなければならない状態を指す言葉である。母親1人を指す場合がほとんどで、「ワンオペ育児ママ」という派生語もある。「ワンオペ」とは「...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android