トゥレット症候群(読み)トゥレットショウコウグン(その他表記)Tourette's syndrome

デジタル大辞泉 「トゥレット症候群」の意味・読み・例文・類語

トゥレット‐しょうこうぐん〔‐シヤウコウグン〕【トゥレット症候群】

チック症状を、慢性的に呈する精神疾患通常、チックが1年以上続いた場合に診断される。

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知恵蔵 「トゥレット症候群」の解説

トゥレット症候群

多彩な運動性チック症状と、音声チック症状を合併した重症のチック障害(tic disorder)。運動性チック症状は、まばたきや顔をしかめたり、また、頭部の急激な動きから始まり、胴や上下肢に及び、自分をたたいたり、飛び跳ねたりという症状に至ることもある。音声チック症状は、「アッ」「ウッ」などの声を出す、咳払いをするといったものから、社会的に望ましくない言葉罵声を発したり(汚言症)、他人の言葉を繰り返したり(反響言語)する場合もある。小児期や青年期初期に発症し、成人期まで持続することが多い。薬物療法によって症状が改善する。

(田中信市 東京国際大学教授 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「トゥレット症候群」の意味・わかりやすい解説

トゥレット症候群
とぅれっとしょうこうぐん

チック症

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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