トランクホーズ(その他表記)trunk hose

翻訳|trunk hose

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「トランクホーズ」の意味・わかりやすい解説

トランクホーズ
trunk hose

16世紀なかばから 17世紀初めにかけて西洋男性が着用した,中に詰め物を入れ,ふくらみをもたせた半ズボントランクは元来幹の意で,ホーズは脚衣の総称ダブリットと呼ぶ当時のタイトな上衣と,タイツ状の下体衣との中間にあって,形態上重要な役割を果した。

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世界大百科事典(旧版)内のトランクホーズの言及

【軽衫】より

…ポルトガル語のカルソンcalção(半ズボンの意)に由来。16~17世紀,スペインを中心に西欧で,詰物を入れて大きくふくらませた短いズボン(英語でトランクホーズ)が流行し,南蛮貿易に伴って日本にも渡来した。ふくらんだ半ズボンに長靴下をはいたポルトガル人の姿をまね,短い(はかま)に脚絆(きやはん)を付けて作ったものをかるさん(軽衫はあて字)と呼び,くるぶし丈のシャルワール型のズボンとともに,キリスト教信者や武士の間で愛好された。…

※「トランクホーズ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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