20世紀日本人名事典 「ナカシマ ジョージ」の解説
ナカシマ ジョージ
Nakashima George
07の工芸デザイナー,建築家
- 国籍
- アメリカ
- 生年
- 1905年5月24日
- 没年
- 1990年6月15日
- 出生地
- ワシントン州
- 別名
- 日本姓=中島
- 学歴〔年〕
- ワシントン大学建築学科〔’29年〕卒,マサチューセッツ工科大学大学院(建築学・林学)修了
- 主な受賞名〔年〕
- アメリカ建築家協会金賞
- 経歴
- 日系2世。1933年渡欧、翌年来日し、A.レイモンドの建築設計事務所に入り、軽井沢聖ポール教会の建築を担当。のちインドに渡り、ポンディシエリの修道院建設に従事、修道僧となる。’39年帰米。第2次大戦中キャンプに収容され、そこで知り合った日本人大工に学ぶ。’45年独立、自らのスタジオで木を材料にした家具の製作を始める。日本の大工仕事の伝統を取り入れ、木の自然な性質を生かした作品は“米国の人間国宝”と言われるほど高く評価された。米国コロンビア大学のインテリアなどをデザイン、代表作はニューヨーク近代美術館などに展示されている。作品に京都桂カトリック教会家具、ネルソン・ロックフェラー邸家具など。’93年没後初の本格的回顧展が日本で開催。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」（2004年刊）20世紀日本人名事典について 情報