人間国宝(読み)ニンゲンコクホウ

共同通信ニュース用語解説 「人間国宝」の解説

人間国宝

重要無形文化財に指定された伝統工芸と芸能分野で、極めて高度な技術を持つ者として、国が文化財保護法に基づき認定した個人通称。顕彰制度ではなく、技術向上や後継者育成の支援目的で、国から1人当たり年200万円の特別助成金が交付される。死亡すると認定は解除される。有識者でつくる文化審議会が年1回答申し、文部科学相が認定する。

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世界大百科事典(旧版)内の人間国宝の言及

【文化財】より

…指定は単一に行うものも多いが,その性格によって,例えば高松塚古墳では壁画を重要文化財,古墳全体を史跡に,慈照寺(銀閣寺)庭園は特別名勝と特別史跡,高千穂峡谷は名勝と天然記念物というように,二重に指定することもままみられる。また,無形文化財,民俗文化財においても,重要無形文化財(その保持者を俗称して人間国宝という),重要民俗文化財の指定が行われる。これらの指定物件は法令によって保護され,また保護と公開を義務づけている。…

※「人間国宝」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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