中島(読み)なかじま

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

中島
なかじま

石川県能登半島中央部,七尾湾西湾に面する地区。旧町名。 1954年西岸村,釶打村,熊木村,中島村,豊川村,笠師保村の6村が合体して町制。 2004年 10月,旧七尾市,田鶴浜町,能登島町と合併し,新市七尾市を設立。米作を主とするが,雑穀類,蔬菜果実類を栽培,シイタケを産し,沿岸ではカキの養殖が盛ん。近年は乳牛,肉牛,養鶏などの畜産も行なわれる。合成繊維工業,電子工業などの振興がはかられている。湾岸部一帯は能登半島国定公園に属する。中央部の宮前に久麻加夫都阿良加志比古神社 (熊甲宮) があり,9月 20日の例大祭で行なわれる「熊甲二十日祭の枠旗行事」 (→お熊甲祭 ) は国の重要無形民俗文化財

中島
なかじま

愛媛県北西部,忽那諸島中島を中心に 10をこえる小からなる旧町域。 1952年町制。 1959年神和村と合体。 1960年睦野村,1963年西中島村を編入。 2005年松山市に編入。鎌倉時代は忽那水軍 (→忽那氏 ) の根拠地。江戸時代は松山藩,大洲藩両藩が分割統治していた。温州みかん,伊予柑の栽培が盛んで,中島に大規模な選果場がある。津和地島,二神島では漁業が主。二神島にあるビャクシン自生地と宇佐八幡宮のイブキは有名。瀬戸内海国立公園に属する。対岸の松山市高浜港から各島々をめぐる定期船が通う。

中島
なかじま

愛媛県北西部,忽那諸島の主島。古称は忽那 (くつな) 島。松山市に属する。中世は後白河法皇荘園であった。江戸時代初期は大洲藩領。寛永 12 (1635) 年 11集落中7集落を松山藩と替え地。ミカン栽培が盛んで,選果場,荷受施設が整備。一部は瀬戸内海国立公園に属する。面積 21.12km2。人口 4263 (2000) 。

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デジタル大辞泉の解説

なか‐じま【中島】

池や川などの中にある島。特に、寝殿造り庭園にこしらえた島。

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デジタル大辞泉プラスの解説

中島

北海道屈斜路湖内にある無人島。面積は約5.8km2で、淡水湖内の島としては日本最大。

中島

北海道洞爺湖の中央部にある島嶼群。大島観音島、饅頭島などがある。

中島

沖縄県島尻郡渡嘉敷村、前島の北隣にある無人島。

中島

愛媛県松山市、松山港の北西約15キロメートルの斎(いつき)灘に浮かぶ忽那(くつな)諸島の中心島。面積約21.17平方キロメートル。「中島本島」ともいう。忽那諸島の名は、かつて中島にあった後白河法皇の荘園の荘官で、忽那水軍で名を馳せた忽那氏にちなむ。柑橘類の栽培が盛ん。夏に姫が浜ビーチで開催されるトライアスロン大会は全国的に有名。島北東部の荒神の森にあるカヤの巨木は推定樹齢700年で、市の天然記念物に指定されている。

中島

熊本県上天草市、天草諸島天草上島の北東に位置する前島と、無人島の瀬島の間にある島。面積約0.21平方キロメートル。クルマエビの養殖場がある。

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世界大百科事典 第2版の解説

なかじま【中島】

瀬戸内海に浮かぶ忽那(くつな)諸島の中心で,古くは忽那島とよばれた。大小の島々からなる愛媛県温泉郡中島町最大の島で,面積22km2,人口5946,中島町全体の人口は7195(1995)。忽那島は奈良時代には法隆寺領で,平安時代には馬牛牧が置かれ,左右馬寮に馬牛を貢進している。のちには長講堂領忽那島荘となる。中世には忽那氏が水軍を擁して活躍した。花コウ岩からなる島は浸食地形がみられ,海岸線は屈曲する。

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大辞林 第三版の解説

なかじま【中島】

池・川などの中にある島。特に、庭園の池の中に作られた島。

なかじま【中島】

姓氏の一。

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日本の地名がわかる事典の解説

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精選版 日本国語大辞典の解説

なかしま【中島】

[一] 愛知県の北西部にあった郡。木曾川中流の左岸に位置。天正一四年(一五八六)木曾川の大洪水によって旧郡域は分断され、西部は美濃国(岐阜県)中島郡となった。現在の稲沢市と一宮市の一部。
[二] 岐阜県の南西部にあった郡。もと尾張国(愛知県)中島郡に属していたが、木曾川の流路変更により分離成立。明治三〇年(一八九七)羽栗郡と合併して羽島郡となる。

なか‐じま【中島】

[1] 〘名〙 池や川の中にある島。特に、寝殿造りなどの庭園の池中にこしらえた島。
※後撰(951‐953頃)雑一・一〇九三・詞書「かの院のなかじまの松をけづりてかきつけ侍ける」
[2] 大阪市北区にある淀川下流の中州、中之島のこと。
※太平記(14C後)三七「官軍中嶋(ナカジマ)を打越て都を差て責上る」

なかじま【中島】

(「なかしま」とも) 姓氏の一つ。

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世界大百科事典内の中島の言及

【忽那諸島】より

…愛媛県松山市の北西,瀬戸内海の安芸灘と伊予灘をわける島群。ほとんどの島が愛媛県温泉郡中島町を形成する。このうち中島,睦月島,野忽那島,怒和(ぬわ)島,津和地島,二神島と柱島(山口県)はかつて忽那七島と呼ばれ,南朝方についた忽那氏の勢力範囲であったが,現在は柱島にかえて興居(ごご)島(松山市)を加え,忽那七島とする。…

※「中島」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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