ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ノットゥルノ」の意味・わかりやすい解説
ノットゥルノ
notturno
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…楽章数は3楽章から10楽章までさまざまで,前後に楽士の入・退場のための行進曲をもち,複数のメヌエット楽章をもつことが多い。〈オーケストラ・セレナード〉はとくに交響曲に近いものであるほか,セレナードの名称は当時しばしばディベルティメントやノットゥルノnotturno(夜曲,夜想曲と訳す)と同義に用いられたため,ジャンルの輪郭は必ずしも明瞭でない。この分野ではビーバーHeinrich I.F.von Biber(1644‐1704),ボッケリーニ,そしてとくにモーツァルトのものが有名である。…
…弦楽器のみのもの,弦に管を加えたものなどさまざまなものがあるが,各声部は独奏楽器によって奏される。この時代には新興市民と啓蒙君主の趣味を反映した屋外音楽にセレナード,カサツィオーネ,ノットゥルノ,フェルト・ムジークなどがあったが,これに室内楽的なパルティータ,ターフェルムジークなどを加えて,ディベルティメントと総称した。簡単なソナタ形式で書かれた典雅な第1楽章の後にメヌエット,緩徐楽章,メヌエット,終曲と並び5楽章形式がほぼ標準だが,10楽章を超えるものもあった。…
…オーケストラ曲にも《ノクチュルヌNocturnes》(1899)というフランス語題名のドビュッシーの名作があるように,この題名の用例はきわめて広い。おもに夜に野外で奏されるセレナードの類を指すイタリア語のノットゥルノnotturno,さらに〈夜の行列〉といった形で形容詞として使われた場合,そして〈夜の音楽〉が表現主義や自然の物音と結びついた20世紀の作品まで含めるなら,共通項は〈夜の気分〉くらいしか見当たらない。【森 泰彦】。…
※「ノットゥルノ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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