ノーサンブリア方言(読み)ノーサンブリアほうげん(その他表記)Northumbrian dialect

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ノーサンブリア方言」の意味・わかりやすい解説

ノーサンブリア方言
ノーサンブリアほうげん
Northumbrian dialect

古期英語の一方言。イングランド北部の,アングル人が定住した地域うち,ハンバー川以北に行われたもの。9世紀のバイキング侵寇以前は文化的に高い地位をもっていた。のちの中期英語の北部方言となった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のノーサンブリア方言の言及

【英語】より

…OEは各部族の定住した地域により次の四つの方言に分けられる。(1)イングランド北部,ハンバー川以北のノーサンブリア方言Northumbrian,(2)その南,テムズ川までのマーシア方言Mercian(この二つはアングル人の定住地域に行われたので合わせてアングリア方言と呼ぶこともある),(3)ジュート人の定住した南東部のケント方言Kentish,(4)サクソン人の定住したウェスト・サクソン方言West‐Saxon(略称WS。ウェセックス王国の英語)である。…

※「ノーサンブリア方言」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android