ハネ出し(読み)はねだし

盆栽用語集 「ハネ出し」の解説

ハネ出し

根連なりや寄せ植えなどの多幹樹形で、そのうち一本(または二本)が左か右にポツンと離れてあること、またはあるものを指す。必ずあるものではない。小さいものをハネ出しに持ってくるのが一般的で、全体の躍動感を左右する重要な部位と言える。ここから転じて、棚飾り(特に小品盆栽)などで左または右に離れて配置する一群のことも指す。こちらも全体の流れを受け止める大きな役割を持つ。

出典 (株)近代出版盆栽用語集について 情報