バボツ(読み)ばぼつ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「バボツ」の意味・わかりやすい解説

バボツ
ばぼつ / 馬勃

担子菌類、腹菌類のホコリタケ科Lycoperdaceaeに属するキノコの中国名。英語ではパフボールpuffball(煙(けむ)出し玉)の語がこれにあたる。江戸時代本草(ほんぞう)学者はホコリタケ科の巨大なキノコであるオニフスベ馬勃としていたが、むしろ、ホコリタケ科の総称とするのが妥当である。なお、馬勃とは馬糞(ばふん)のことで、取るに足らないもの、役にたたないものの意にも通じる。

[今関六也]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「バボツ」の意味・わかりやすい解説

バボツ(馬勃)
バボツ

「ホコリタケ(埃茸)」のページをご覧ください。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む