ピナ・バウシュ(読み)ぴなばうしゅ

知恵蔵 「ピナ・バウシュ」の解説

ピナ・バウシュ

演劇ダンス境界線を取り払ったダンスシアターという独自の様式で、数多くの熱狂的なファンを持つ。ヨーロッパではチケット入手が一番困難な振付家といわれている。その舞台は常に、いつの時代のどこの場所なのかわからない設定。ダンサーたちが自分自身について語ったり、子どもの遊びのような動きを反復したり、こつこつと何かを作り上げたりするなかで、「報いられない愛」が描かれる。ピナ・バウシュが率いるブッパタール舞踊団が初来日したのは1986年。20年後の2006年4月に、来日公演10回目の節目として、初来日時と同じ作品「カフェ・ミュラー」と「春の祭典」を、同じ国立劇場で上演した。2007年、京都賞(思想芸術部門)を受賞

(鈴木晶 舞踊評論家 / 2008年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

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