ピロ粘液酸(読み)ピロねんえきさん(英語表記)pyromucic acid

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ピロ粘液酸」の意味・わかりやすい解説

ピロ粘液酸
ピロねんえきさん
pyromucic acid

焦性粘液酸,2-フランカルボン酸ともいう。長柱状晶。融点 133~134℃,昇華性。フルフラール酸化で得られる。脱炭酸によりフランを生成する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

化学辞典 第2版 「ピロ粘液酸」の解説

ピロ粘液酸
ピロネンエキサン
pyromucic acid

[同義異語]フランカルボン酸の【Ⅰ】

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

世界大百科事典(旧版)内のピロ粘液酸の言及

【粘液酸】より

…アンモニウム塩を加熱するとピロールが生成する。また,乾留により,2,5‐フランジカルボン酸を経て焦性粘液酸(2‐フランカルボン酸,ピロ粘液酸ともいう)を生ずる。焦性粘液酸は無色の板状または針状晶,融点133℃,沸点230~232℃,100℃で一部昇華する。…

※「ピロ粘液酸」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android