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融点 ユウテン

デジタル大辞泉の解説

ゆう‐てん【融点】

固体が融解しはじめるときの温度固体と液体とが共存する温度。ふつう1気圧のときの値で示す。融解点

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百科事典マイペディアの解説

融点【ゆうてん】

融解が起こる温度。融解点とも。同一の物質の固相液相とが平衡を保って共存する温度で,凝固点に等しい。圧力の変化に応じて変化し,一般には1気圧のもとでの値をさす。
→関連項目復氷

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岩石学辞典の解説

融点

一定圧力の下で固相状態の物質が液相と平衡を保つと,この温度で凝固点と一致する.結晶相と液相とが平衡状態に共存する温度が融点または凝固点である[久保ほか : 1987,吉木 : 1959].実際には融点と凝固点は一致せず,凝固には核形成が必要なので,凝固点は融点よりも低い温度となる.また物質の化学組成の微細な変動によって融点などが変化する.

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栄養・生化学辞典の解説

融点

 一定の圧力のもとで,固体が溶け始める温度.

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大辞林 第三版の解説

ゆうてん【融点】

融解の起こり始める温度。固体と液体とが平衡を保って存在する温度。純粋な物質の融解点は、一定の圧力のもとでは一定。融解点。 ↔ 凝固点

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

融点
ゆうてん

融解」のページをご覧ください。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

融点
ゆうてん
melting point

固体が液体に変わる融解のおこる温度。一定圧力のもとでは一定温度でおこる。液体が固体に変わる温度、凝固点に等しい。厳密にいえば一定の圧力のもとで固体の融解が無限にゆっくりと行われて、固相と液相とが平衡を保っている温度である。融点は固体物質中での原子間あるいは分子間の結合力の強さの目安であり、一般に金属、酸化物、炭化物などは高い融点を有し、ファン・デル・ワールス結合結晶や有機化合物の融点は低い。一般に混合物の融点は純粋な物質のそれよりも低くなることが示されており、融点降下または凝固点降下(氷点降下)とよばれている。2種以上の成分からなる系の組成と融点の関係を表す図、すなわち融点図は合金などの平衡状態図の重要な部分をなしている。一般に合金などでは平衡を保って共存する固相と液相の組成が異なるので融点図は二つの曲線よりなる。ここで液相と固相とが平衡を保つ温度を液相の組成に対して描いたものが液相線であり、固相の組成に対して描いたものが固相線である。両者は純粋成分となる両端において一致するが、中間の組成でもう一度一致する場合もある。[平野賢一]

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世界大百科事典内の融点の言及

【高分子】より


[熱的性質]
 高分子化合物を加熱して液体(融液)とし,温度を下げていくと部分的に結晶が生成する。このときの温度がその高分子化合物の融点である。さらに温度を下げていくと,もう一つその物質の性質に変化の起こる点が観測される(図3)。…

【融解】より

…氷が融解して水になる場合は,1g当り約80calの熱が必要である。一定圧力のもとで,物質の固体と液体の相が平衡に存在する温度を融点,または融解点と呼び,これは一般に凝固点に等しい。記号ではmelting pointの略でmpと表す。…

※「融点」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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