ポリビニルカルバゾール(読み)ぽりびにるかるばぞーる(その他表記)polyvinyl carbazole

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ポリビニルカルバゾール」の意味・わかりやすい解説

ポリビニルカルバゾール
ぽりびにるかるばぞーる
polyvinyl carbazole

光電導性高分子の代表的なもの。正しくはポリ‐N‐ビニルカルバゾールという。近紫外部の光を吸収して電導性を示す光電導性高分子photoconductive polymerであるが、適当な増感剤を加えることによって感光域を可視部にまで広げ、またその光電導性を向上させることができる。増感剤としてカルバゾール基との間に電荷移動錯体をつくるような電子受容体(たとえば2・4・7‐トリニトロフルオレノン)などがある。最近は電子写真として利用される。

垣内 弘]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む