マラータ族(読み)マラータぞく(英語表記)marātha

旺文社世界史事典 三訂版 「マラータ族」の解説

マラータ族
マラータぞく
marātha

デカン高原西部の戦闘的なヒンドゥー教徒住民
現マハーラシュトラ州のマラーティー語母語とする人々の総称であるが,一般的には同地域内で最大のカースト集団をさして用いられる。支配者・戦士階層(真正マラータ),農民・一般兵士(クンビー),職人階層に細分化されるが,一般にはマラータ−クンビーと並列させたカースト集団をさす。反ムガル,反英の闘争を行った。

出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android