モクセイソウ(木犀草)(読み)モクセイソウ(英語表記)Reseda odorata; common mignonette

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「モクセイソウ(木犀草)」の意味・わかりやすい解説

モクセイソウ(木犀草)
モクセイソウ
Reseda odorata; common mignonette

モクセイソウ科の一年草または越年草で,北アフリカ原産。ニオイレセダともいう。日本には江戸時代末頃にオランダ船によって渡来し,観賞用に栽培される。茎は高さ 30cmぐらいで直立し,基部の近くでよく分枝して全体はピラミッド形になる。葉は互生し,長さ3~5cmのへら形ないし長楕円形で全縁である。夏,総状花序を頂生し,小さい淡黄白色の花をつける。花弁は6枚,そのうちの4枚は先が細く裂ける。開花と同時に強い芳香を放つので,鉢植,花壇につくられる。

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