精選版 日本国語大辞典 「一年草」の意味・読み・例文・類語
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
草花は、播種(はしゅ)から発芽、開花、結実までの暦年の長さによって、一年草、二年草、多年草に分けられる。種子を播(ま)いてから1年以内に開花し、種子を結実して枯死するか、または寒さ、暑さのために枯死するものを一年草とよぶ。一般的には園芸上の観賞用草花をさすが、野山における草花も同様である。播種から結実までの長さは温度や日照によって左右され、日本では一年草の扱いをするが、温度や日照の十分な熱帯のような所では多年草となるものもある。種子の発芽適温や生育にあたっての耐暑性、耐寒性などによって、春播きと秋播きに区別される。なお、秋に播いて翌春開花するものを二年草とよぶこともあるが、草花類ではこれらを総称して、一、二年草として扱うことが多い。
[堀 保男]
種子の発芽温度が20℃以上を適温とするものが多く、高温、日長下でよく生育する。したがって春播き種子を夏から秋にかけて播くと、すぐ短日状態になるので十分成長しないうちに花芽をつけるものもある(アサガオ、秋咲きコスモス)。春播き種にはヒマワリ、ホウセンカ、マツバボタン、ヒャクニチソウ、ケイトウなどがある。
[堀 保男]
種子の発芽温度は、20℃内外が適温で、生育条件は涼しいほうを好む草花である。したがって開花も冬から春にかけてのものが多い。キンギョソウ、キンセンカ、スイートピー、ヒナゲシなどがある。
[堀 保男]
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報
(森和男 東アジア野生植物研究会主宰 / 2007年)
出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報
…草本というのは,形態学的な定義に基づくものではなく,生育している形状を指したものである。 草本には,種子が発芽してから植物体が枯死するまでが1年以内のもの(一年草,暦年の2年にまたがるものを越年草といって区別することもある)と,たとえ地上部が枯死しても根茎などでなん年も生き続けるもの(多年草)がある。多年草のうちには常緑性の草本も含まれる。…
※「一年草」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報
[1864~1915]ドイツの精神医学者。クレペリンのもとで研究に従事。1906年、記憶障害に始まって認知機能が急速に低下し、発症から約10年で死亡に至った50代女性患者の症例を報告。クレペリンによっ...
9/11 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新