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ヤバナ・ジャータカ Yavana‐jātaka

世界大百科事典 第2版の解説

ヤバナ・ジャータカ【Yavana‐jātaka】

サンスクリットでヤバネーシュバラYavaneśvara(ギリシア人の王)と呼ばれる人物が149年にアレクサンドリアで著した占星術書を,269年にインドのスプジドバジャSphujidhvajaがサンスクリットに翻訳したもの。多くの点でインド化されているが,ヘレニズム時代の西洋占星術をインドに伝えた書としてきわめて重要である。最近ピングリーD.Pingreeによる校訂本と英訳が出版され,ようやく注目をあびるようになった。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内のヤバナ・ジャータカの言及

【ブリハッ・ジャータカ】より

…〈ジャータカ〉とは誕生日に関する占いという意味であり,ヘレニズム起源のホロスコープ占星術を主として扱う。この分野の文献として最も古いのは《ヤバナ・ジャータカYavana‐jātaka》で2世紀にギリシア語からサンスクリットに翻訳された。バラーハミヒラの〈ジャータカ〉もこのギリシア系の書物に多くを負っており,占いの基本的手法はプトレマイオスやマニリウスのそれとあまり異ならない。…

【インド天文学】より

… 後1世紀に貿易風が発見され海上貿易が盛んになると,西方の天文学と占星術が伝えられるようになる。その端緒となったのは占星術書《ヤバナ・ジャータカ》である。この書は100年ごろおそらくアレクサンドリアにおいてギリシア語で書かれていたものが,150年ごろインド西部のウッジャインあたりでサンスクリットに翻案されたものである。…

【占星術】より

… 占星術の第2の部門〈ホーラー〉は,この言葉そのものがギリシア語hōraからの借用語であることが示すように,ヘレニズム世界において天文学の発達とともに急速に発展したホロスコープ占星術である。初めてインドに伝えられたのは2世紀の半ばにギリシア語からサンスクリットに翻訳された《ヤバナ・ジャータカ》によってである。現在伝わっているのは3世紀に韻文化されたもので,かなりインド化されてはいるが,黄道十二宮をはじめとする基本要素はすべてヘレニズムの占星術と同じであり,借用語も多い。…

【ブリハッ・ジャータカ】より

…〈ジャータカ〉とは誕生日に関する占いという意味であり,ヘレニズム起源のホロスコープ占星術を主として扱う。この分野の文献として最も古いのは《ヤバナ・ジャータカYavana‐jātaka》で2世紀にギリシア語からサンスクリットに翻訳された。バラーハミヒラの〈ジャータカ〉もこのギリシア系の書物に多くを負っており,占いの基本的手法はプトレマイオスやマニリウスのそれとあまり異ならない。…

※「ヤバナ・ジャータカ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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