ラマンスペクトル(その他表記)Raman spectrum

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ラマンスペクトル」の意味・わかりやすい解説

ラマンスペクトル
Raman spectrum

ラマン効果によって現れるスペクトル。その線をラマン線という。入射光より振動数が小さい (波長長い) 線をストークス線,大きい線を反ストークス線といい,前者のほうが強度が大きい。

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化学辞典 第2版 「ラマンスペクトル」の解説

ラマンスペクトル
ラマンスペクトル
Raman spectrum

[別用語参照]ラマン効果

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

世界大百科事典(旧版)内のラマンスペクトルの言及

【分子スペクトル】より

…単色光が分子によって散乱されるとき,散乱光のうちに入射光と同じ波長の光のほかに,分子特有な量だけ波長の異なった光がまざってくる場合がある。この散乱光のスペクトルがラマンスペクトルRaman spectrumである。ラマンスペクトルではおもに振動回転準位間の遷移が観測される。…

※「ラマンスペクトル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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